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ミュージカル「ジキルとハイド」

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昨日(8日)東京の日生劇場へミュージカル「ジキルとハイド」を観に行った。
このミュージカルは以前、鹿賀さん(ジキルとハイド)マルシアさん(娼婦ルーシー)で観ている。

このミュージカルの入り方はとてもドラマティック。一気にこの世界へと引きずり込まれる。
とにかくフランク・ワイルドホーンの音楽が良い。重厚でかつ繊細。難しく悲しく美しい旋律。
優しく聡明なジキル博士の石丸幹二君。
精神を病んでしまった父親のために、人間の心の悪と善を切り離し善の部分だけを残す薬を開発する。
人間の心が善だけになればこの世は平和になるのだと力説し、その薬の開発のために人体実験をしたいと許可を願うが、権力者達には受け入れられない。
父を救うため・・・と、自分自身が実験台になることを決心するジキル博士。
「this is the moment(時が来た)」
薬を飲んだ博士がハイドに変身する。
博士の理性によって抑圧されていた悪の部分が理性の箍(たが)が外れたことによって暴走を始めるのだ。
「FREE!!」と叫び走り去る姿は、声も仕草ももはや博士ではない。

娼婦ルーシー役は元劇団四季の濱田めぐみさんだ。彼女も綺麗な声の持ち主で、娼婦役でもどことなく品がある。婚約者のエマ役は笹本玲奈さん。私は彼女を知らなかったのだけれど、とっても可憐な姿形と声の持ち主で、濱田さんとのアンサンブルが素晴らしく心地良い。

ネタバレになると困るので多くは書かないけれど、薬を飲んだのが博士でなかったら結果は変わっていたのではなかろうか。私の理性の箍が外れたら・・・多分、ただの引きこもり。

公演は今月28日まで 公式サイトはこちら


by vivian-style | 2012-03-09 06:00 | 映画・舞台 | Comments(0)

誤解している人が多いので書いておきますが、このブログで収入は全く得ていません。むしろ毎月会費を支払っているんですよ。


by vivian