小川未明の幻想物語 ~未明の童話をハープの音色にのせて~
2016年 06月 13日
入口でチケットを購入し、コーヒーを持って2Fへ。
今回は小川未明。どんな内容になるのか楽しみ。
会場は、あっという間に満席になった。
ほのぼのとするこの童話を読むのは、FMとちぎレディオベリーでも活躍中のフリーアナウンサーの須賀由美子さん。
彼女のちょっと落ち着いた、けれども可愛らしさのある声は小川未明の平易で美しい日本語とよくマッチして聞き取り易い。
そう、日本語は本来こんなにも美しいものなのだ。
朗読インストラクターでもある阿部早苗さんは、少し毒のある話が抜群に巧い。
私はこの話を読んだ事があるはずなのだけれど、途中から全く記憶になくて。
穏やかな波の音から始まるこの物語は、前半の優しく楽しげなパートからやがてハープの曲調も変わり、後半は客席にも緊張感が漂う内容になっていく。
香具師(やし)・・・この言葉を聞いて、ウチの子供達は理解できるだろうかと考えてしまった。こうしてコトバは消えていってしまうのかも。
曲目は「ポーモーナ」と「夜を紡ぐ」
直前の「赤い蝋燭と人魚」で張り詰めた空気をほぐすかのような優しい音色。
複雑に絡み合う音がとても心地良い。
この写真があえてモノクロなのは、ハープにうつる安生さんの手の影が躍っているように見えたから。
写真ではうまく表現できなかったわ。残念。
最後は全員で。
前提として、飴チョコのモデルは「森永のキャラメル」
そう思って聞くと、話がより一層分かり易い。
1時間強の充実した時間。
美しい日本語に触れる朗読会がもっと広まりますように。
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by vivian-style
| 2016-06-13 22:53
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