朗読と音楽のあわいに遊ぶ人形たち in 悠日カフェ
2017年 05月 04日
いただいたチラシのタイトルにある「あわい」とはどんな意味だろうと調べました。
あわい《間》人と人との間柄、モノとモノとの間、コトとコトとの時間的な間。by goo辞書
この日、南宇都宮の悠日カフェで開催された朗読と音楽と人形によるセッション。
朗読と音楽の組み合わせはよくあるけれど、そこに人形が加わるとどうなるのか凄く楽しみ。
開演。満席で、皆さんの期待の高さがうかがえる。
夏目漱石の夢十夜から第一夜。
朗読は「私、死にます」と始まる。観客は一気に夢十夜の世界へ。
主人公の女性にも男性にも見える人形の動きが妖しく艶やかで目を離すことができない。
第九夜。人形は幼い子へと変わる。
動きはまさに幼児のそれで、幾多の糸をよどみなく操る人形師の山本由也さんは人形制作もされているそう。
朗読は青木ひろこさん。
いつも素晴らしい朗読で、物語の持つ世界を更に広げてイメージとして聴衆に伝えられる力に感動させられる。
音楽はアコーディオンの藤野由佳さん、マリンバとパーカッションの佐藤由香さん。
二人の演奏に合わせて
いたずら好きな妖精が箱の中から登場。
最初は舞台の上で自由に遊びまわっていたのだけれど、やがて客席に下りて
観客で遊び始める。
再びステージに戻ってもこの通り。
コミカルな場面の次は一転して
薄物をまとった手足の長いどこか憂いを秘めたように見える彼女の物語。
風のようにふわりと宙を舞い、
しなやかに踊る。
幻想的な美しさに、私はただただ見とれるばかり。
休憩後「プラテーロとわたし」から抜粋の朗読が始まる。
「プラテーロ」「パセリのかんむり」とロバのプラテーロの楽しい話が続く。
4本の脚、耳や目や口、動かさなければならないパーツが多すぎるのに操る山本さんの表情は殆ど変わらない。
「月」そしてプラテーロの「死」
青木さんの声が心に響く。
「憂愁」プラテーロの魂が昇華されていくように
聴衆も救われる。
素晴らしい舞台をありがとうございました。
本当は皆さんに色々お話をうかがいたかったのですけれど、外では突然の雷雨。
急いで帰らないと。
後日うかがったらリハーサルは一度きりだったそうで、よくあれだけ合わせられたものだと感心せずにはいられない。
今秋、京屋茶舗でアコーディオンの藤野さんと朗読の青木さんによるコラボもあるそうですよ。
興味がありましたら足を運んでみてくださいね。
いつも読んでくださってありがとうございます。
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あわい《間》人と人との間柄、モノとモノとの間、コトとコトとの時間的な間。by goo辞書
朗読と音楽の組み合わせはよくあるけれど、そこに人形が加わるとどうなるのか凄く楽しみ。
朗読は「私、死にます」と始まる。観客は一気に夢十夜の世界へ。
主人公の女性にも男性にも見える人形の動きが妖しく艶やかで目を離すことができない。
動きはまさに幼児のそれで、幾多の糸をよどみなく操る人形師の山本由也さんは人形制作もされているそう。
いつも素晴らしい朗読で、物語の持つ世界を更に広げてイメージとして聴衆に伝えられる力に感動させられる。
二人の演奏に合わせて
最初は舞台の上で自由に遊びまわっていたのだけれど、やがて客席に下りて
コミカルな場面の次は一転して
幻想的な美しさに、私はただただ見とれるばかり。
4本の脚、耳や目や口、動かさなければならないパーツが多すぎるのに操る山本さんの表情は殆ど変わらない。
本当は皆さんに色々お話をうかがいたかったのですけれど、外では突然の雷雨。
急いで帰らないと。
後日うかがったらリハーサルは一度きりだったそうで、よくあれだけ合わせられたものだと感心せずにはいられない。
今秋、京屋茶舗でアコーディオンの藤野さんと朗読の青木さんによるコラボもあるそうですよ。
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by vivian-style
| 2017-05-04 22:03
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