萩尾望都 「左手のパズル」~しき読みの会vol.12『如月読み』~
2019年 02月 19日



本当は温かい飲み物にしたかったのだけれど、上演中に咳が出ないように用心して。

萩尾望都さんの全盛期、彼女のマンガを片っ端から読んだことが懐かしく思い出される。
短編「左手のパズル」は初めて知った作品。
「彼の名はジョシュア 私と同じ16でした 彼は”左きき”でした」
左ききの少年が幼いころに利き手が原因で酷く叱られる導入部は、私自身も左利きだったために毎日のように学校で先生に怒られていたことを思い出して胸が苦しくなったわ。
今から50年前、左利きの子供に人権なんてなかった時代。

優しく心に沁みるようであったり、悲しかったり恐ろしかったり。
多彩な音色と呼応しての朗読は

物語が進むにつれて、客席の緊張が高まっていくのが感じられる。
どんなコトバも聞き逃すまいとシンと静まり返った空間に、ただ阿部さんと田辺さんの朗読。

物語の持つ力もあるけれど、朗読者の力量と演奏の素晴らしさ抜きには語れない。


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by vivian-style
| 2019-02-19 23:07
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