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益子参考館 ~「参考館」であることの意味~

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良く晴れた冬の日、陶芸家の和田直さんに益子参考館を案内していただきました。
ここを訪れるのは初めて。
入館料は大人800円、中高生400円、小学生以下無料。
館内は撮影OK。


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最初の展示室にあるこの興味深い写真は、左から濱田庄司、柳宗悦、河井寛次郎。
日本の「民藝」について語る上で外せない3人。


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ここに展示されている工芸品や民芸品は多岐にわたる。
縄文土器の形状の美しさに想像が膨らみますね。
実用品にデザイン性が加味されているのは生活にゆとりがあったからかしら。


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一見、ヨーロッパの帽子をかぶった巻き毛の紳士の塑像のようだけれど、日本で出土した埴輪。
意外に大きいんですよ。帽子の模様はアーガイル?のような彩色がされています。


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オランダのデルフトの陶器のタイル。
展示品に関する知識が豊富な和田さんの解説を聞きながら一つ一つじっくり見ていくと凄く面白い。


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こういった品々を世界中飛び回って集めた濱田庄司氏のエピソードは、どこにも記載されていないのでもったいないような気もするわ。


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これは木彫りの扉。こんなものまで?


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かなり昔に蒐集したものなので、今では国外持ち出し禁止になってしまっているものもあるんですって。
博物館にあるようなものが、さりげなくあちこちに置いてあるのが不思議ね。
展示品を全部ここに掲載できないのが残念だけれど、とにかく素晴らしいコレクション。
これらは全て濱田庄司氏が自らの作陶の参考のために蒐集したもので、広く一般の人々も参考にして欲しいとのことで自邸の一部を活用して「参考館」として開館。
そんな深い意味があるとは知りませんでした。


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土壁の工房の中へ入ってみましょう。


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実際に使われていた轆轤などがあって、往時が偲ばれます。


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庭には道祖神まで!
他にも海外からどうやって運んだのかしらと思うような大きくて重そうな石の像もありました。


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何も知らずに訪れたら30分でまわってしまうようなところを、和田さんの解説のおかげで3時間もかけてじっくりまわれました。
これは私一人で聞くのは凄くもったいなかったわ。
この参考館の意義を広く知ってもらえたら良いなぁと思わずにはいられません。
皆さんも機会がありましたら足を運んでみてくださいね。

もちろん濱田庄司氏自身の作品も展示してありましたよ。

開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで) 月曜休館
益子町益子3388  TEL.0285-72-5300
公式サイトはこちら


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by vivian-style | 2019-12-14 22:04 | お出かけ・名所 | Comments(0)

誤解している人が多いので書いておきますが、このブログで収入は全く得ていません。むしろ毎月会費を支払っているんですよ。


by vivian