航空宇宙講演会 in Tochigi 2019
2019年 12月 22日
今回は「はやぶさ2の挑戦」と副題にあって、はやぶさ2のプロジェクトマネージャーである津田雄一さんの話が聞けたんですよ。
こんな機会を逃すわけにはいきませんね。
着陸ロボットによる地表移動探査や試料採取、人工クレーターの生成と地下物質採取を完了。
今月3日にイオンエンジンを本格的に噴射して地球に向かっているそうで。
地球に戻るのは約1年後。その日が待ち遠しいですね。
講演の内容はもちろん興味深かったのですが、質疑応答の子供たちの質問が良かったので備忘録でこちらにいくつかメモしておきます。
「イトカワやリュウグウは地球にぶつかる小惑星ですか?」
近地球軌道だけれど大丈夫ですよ。
いまのところそういった小惑星はないけれど、引き続き観測していきます。
「宇宙研究は直接人類の利益とならないのになぜ研究するんですか?」
基礎科学は今の人間社会には役に立たないかもしれないけれど、いつか役に立つかもしれません。
「講演の中でトラブルに備えたシミュレーションをしたと言っていましたが、どんなものですか?」
どんなトラブルでも起こしていい神様チームとそれに対応する人間チームに分かれて、ありとあらゆることを試しました。
(これは具体例とか聞いていて楽しかったですね、子供のいたずらのようで。もちろん真剣ですけれど)
「JAXAに入るにはどうしたら良いですか?(8歳)」
JAXAには様々な専門家がいます。自分のやりたいこと、好きなことを突き詰めていけば道は拓けますよ。
「はやぶさ2は燃え尽きさせますか?」
はやぶさ2はカプセルを切り離した後そのまま飛んでいくので燃え尽きません。
個人的に興味深かったのは人工クレーターの作り方でしたが、これを文章だけでうまく説明する自信がないので割愛します。
それにしても、火薬と純銅を使う発想に頭が柔らかいな~と思わずにはいられません。
質疑応答の時間が長引いてしまったのに、終始穏やかにきちんと対応される津田さんにプロジェクトリーダーの姿を見ました。
来年、はやぶさ2が無事に帰還できますように。
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by vivian-style
| 2019-12-22 22:08
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