オトワレストラン ～念願のディナーコース～

「特別な日に食事をするならどこがおススメ？」と聞かれることがよくあるんです。
そんな時「洋食ならオトワレストラン。全ての面で間違いないわ」と毎回答えていました。

とは言え自分ではなかなか行く機会もなくて、今回友人を誘って６年ぶりに訪れました。

ディナーは初めてなので期待が高まるわ。

オトワシェフが顔を出してご挨拶してくれたけれど、お忙しそう。

案内されるまでこちらでのんびり待つ。
食べ物の写真を全部縦構図でまとめるのも面白いわね。

お酒の飲める友人はソムリエさんにペアリングで頼んであるので、最初はシャンパン。

私はノンアルコールのシャンパン風。

これ、凄くそれっぽくて食事の邪魔をしないから凄く良いわ。

ノンアルコール飲料で美味しいものってあまりないので、これは嬉しい。

銘柄を聞いておけば良かったなぁ…。

アミューズの一品目は赤紫蘇。

薄いゼリー状の膜に包まれた赤紫蘇のジュース。

どうやって作ったのか想像もできないけれど、食べてしまうのがもったいないほど宝石のように美しいわ。

アミューズ二品目は今牧場のチーズ（シェーブル）

ローズマリーの香りが辺りに漂って爽やか。

トマトのソルベの入った器にかぼちゃのスープを注いでいただく。

カボチャは那須烏山の中山カボチャ。

トマトの酸味とカボチャの甘みのコラボレーション。一皿で様々に楽しめるわ。

伊達鶏のバロティーヌ。

こんなにお洒落に盛りつけられたバロティーヌを見るのは初めて。
氷温（１℃）で１週間寝かせて味を落ち着かせたもの。

あら、これは前菜扱いなのね。びっくり。

栃木の旬野菜のサラダ。

シェフ（兄）の自家製ハーブ入りだそうで、お店が忙しいのにハーブまで育てているのにびっくり。

さて、皆さんはこの状態のアンディーブを見たことがあるでしょうか。

アンディーブ？とピンとこなくても「チコリ」なら分かりますよね。
廃棄してしまうこの根っこの部分を少しでも何かに使えないかと工夫したのが次に出るお料理です。
因みに、この葉っぱはとても食べられたものではないそうで。

帆立貝のポワレ アンディーヴの根のクーリ　黒ビールのソース。

ホタテの上にはイベリコ豚の生ハムが載っています。

振り返って、どれが一番好きだったかと言うと、どれも甲乙つけがたいのですが私にはこのお料理でした。

複雑に味が絡み合って、見た目以上の驚きがあったんですよ。

甘鯛のクルスティアン クスクスのナージュ。

簡単に言うと、甘鯛の鱗のパリパリ焼き。
一つ一つの鱗がこんなに見事に立って、しかも本当にパリパリした食感で。

鱗って邪魔者だとずっと思ってきたけれど、本当に目からウロコだわ。

栃の木黒牛のロティ ミラボー風。

アンチョビを加えたソースなのでミラボー風なんですって。

とても柔らかくて食べやすい牛肉だったので、後で聞いたらとってもこだわりのある牧場で育てている牛だそうで。

「栃の木黒牛」しっかり覚えておきましょう。

秋の果実 無花果の葉のアイス。

手前の茶色っぽいアイスが、無花果の葉っぱの抽出液を使ったもの。
このプレートは一口食べるごとに味が変わって、某グルメレポーターの「味の宝石箱やぁ～」というセリフが浮かびました。

バランスよく配された果物のおかげで甘すぎずさっぱり。

ミニャルディーズと

紅茶で〆。

お料理を持ってくるたびに一つ一つ丁寧に説明してくれた弟さんのおかげで、しっかり味わうことができました。

ここは空間もサービスもお料理も全てが素晴らしいですね。

宮の食べトクチケットが使えるお店一覧に載っているのを見て、すかさずチケットを買い増ししておいて良かったわ。

さて、話は尽きないけれどそろそろ帰らないとね。
ごちそうさまでした。

営業時間　11:30～13:00（LO）　17:30～19:30（LO）　月曜定休、ランチは金曜～日曜のみ

宇都宮市西原町3554-7　　TEL.028-651-2320

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