さくら市 瀧澤家住宅イベントDAY ～文化の日に相応しく～

さくら市にある栃木県指定文化財の瀧澤家住宅。

こちらでは今月23日まで那須在住の人気イラストレーター米倉万美さんの展覧会が開催されています。

米倉さんは以前取材させていただいたご縁もあり、大好きな作家さんなんです。

とにかく作品がみんな温かくて血が通っているんですよ。

こちらで最初に出迎えてくれる作品は、女性と男性が旅館のコタツでくつろいでいるもの。

うかがったら、実際に旅館でモデルさんに浴衣を着てポーズをとってもらったそうで。
もちろん顔は違うそうですよ。

彼女によると、イメージはバーロイヤルのママとその彼氏とか。

そう思ってみると、様々なストーリーが頭の中に浮かびます。

バーロイヤルのママとは、チャーミングでちょっと物悲しい女性。

クスっと笑えて、ちょっと切ないこのシリーズが大好きです。

因みに、彼女のお父様は見川鯛山（みかわたいざん）という医者で作家でもある人で、昔、ドラマで森繁久彌さんが演じたことも。

今月12日から28日まで、東京の明治座で柄本明さんが演じる舞台もあるそうです。

先ほどキャストを確認したら、ずっと応援している女優さんが出演しているので、観に行きたいなぁとスケジュールとにらめっこしています。

こういう私物を見ると、親近感がわきますね。

午後には、その見川鯛山先生の書いた本から３編、私の朗読の先生でもある青木ひろこさんによる朗読がありました。

短編を二つと少し長めの話を一つ。

休憩なしの約１時間、言葉を聴いているだけなのに情景が目の前に広がっていくのは読み手の力量が大きいですね。

朗読って良いなぁと改めて思いながら、瀧澤家住宅を後にしました。

帰路、さくら市ミュージアムで開催されている「春の院展」へ。

文化の日らしい一日を過ごせました。

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