さくら市ミュージアムギャラリーコンサート ~原田マハ著『常設展示室』~
2022年 03月 12日
本日(12日)さくら市ミュージアムで朗読コンサートが開催されました。
新型コロナ対応で定員が少なかったせいか、チケットは販売開始10分で完売してしまったそうで。
これは心して聴かねば。
演目は原田マハ著『常設展示室』
ちょうど、こちらのミュージアムでは日展を開催中。
話の中で出てくる絵画の描写に、思わず周囲の絵に目が行ってしまいます。
本の内容になんてぴったりな会場なのかしら。
朗読の青木ひろこさん。私の朗読の先生でもあります。
彼女の声は幅広いので、どんな年代でも性別でも自由自在。
話をぐいぐい引っ張っていきます。
須賀由美子さんも朗読。子供時代の表現はさすが。
大人になってからの話も、青木さんとの連携が巧みで違和感を感じさせないところがプロね。
ストーリーを支えたのはさくら市出身のピアニスト落合崇史さん、チェロは日フィルの大澤哲弥さん。
落合さんは今回の朗読コンサート用に全部で16曲も作られたとか。
どんな風に作曲したのかうかがったら、青木さんと須賀さんの朗読の録音を聞いてそれに合わせたと。
事前に本を読んだときは悲しい話かと思ったけれど、二人の朗読を聴いていたら「希望」を感じたので最後は明るい曲調にしたそうで。
正確ではありませんが「何もなくなったところに道ができた」というようなセリフが何度か出てきます。
その「道」の先に「希望」が見えるような気がして、じんと胸に響きました。
今回幸運にも聴くことができましたが、本当はもっと沢山の人に聞いてもらいたい内容でしたので、いつか再演されますように。
演者の皆さん、関係者の皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。
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by vivian-style
| 2022-03-12 22:28
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