栃木市満喫観光コース ～古い街並みを散策～

これは少し前の記事。

一年に一度、集まって親交を深めるグループの今年の幹事は私。
今回はお気に入りの街、栃木市を散策することにしました。

メンバーは私を入れて４人。

全員栃木県在住ですが、意外に栃木市を知らないようで。

まず最初は例幣使街道に面した岡田記念館。

ここは週末しか開館していないので、私も中へ入るのは今回が初めて。

550年以上の歴史を持つ旧家で、江戸時代には畠山氏の陣屋でもあったと案内にあります。
因みに、写真に写っている真ん中の店舗は「理髪館」となっていますが、これも岡田記念館の敷地内。
後ろ側から店舗の中を見ることができます。

平成元年までこの状態で使用していたそうですよ。

栃木で一番古い理髪店だそうです。

先ほどの例幣使街道沿い、理髪館の2,3軒隣の店舗は平成３年までこの状態で酒屋として営業していたそうです。

明治時代は麻屋だったそうで、この店舗の奥には麻を加工する道具が沢山おいてあります。

それにしても、個人宅にお白州って。現代とは感覚が違うのでしょうけれども。

まだ改修をしている建物もあったので、全部が綺麗になったらまた訪れたい場所ですね。

岡田記念館の入館券を持っていると、すぐそばの翁島へも入れます。

こちらは一枚板の廊下やら色々と見どころはあるのですが、やはり一押しは

大林信彦監督の松竹映画「定」で黒木瞳さんの入浴シーンで使われた浴室でしょうか。

その映画を観ていないのでちょっと気になります。

巴波川（うずまがわ）へ向かう途中、クラシックな建物が目を引きました。

こちらは、現役の医院です。びっくりですね。

せっかくなので、皆で遊覧船に乗ります。

栃木パスポートを提示すると通常1000円の乗船券が100円引きになります。

この100円で鯉のエサを買えばよかったと後で後悔します。

鯉のエサを狙って近づいてくるヒドリガモにオナガガモ。

この角度で撮れるのも舟に乗っているからだわ。

私は知らなかったのだけれど、乗船券を持っていれば当日に限り何回でも乗れるんですって。

３回乗れば元が取れますよと船頭さんが教えてくれました。

これは良い情報だわ。

巴波川沿いにある横山郷土館。

現在正面の入口のところを改修中なのですが、中へは入れます。

麻問屋と銀行を商っていたそうで、展示してあるのが興味深いものばかり。

両袖切妻造の日本建築の母屋の他に、庭にはこんな瀟洒な洋館。

戦時中には歌舞伎役者さんがここに疎開していたとか。

最後は旧栃木町役場庁舎。現在は栃木市立文学館となっている建物へ。

１階部分は自由に見学できるようになっていますし、休憩スペースもあります。

簡単な紹介となってしまいましたが、栃木市のマチナカを散策していると古い蔵や建物が目に入って楽しいんですよ。
さすがに写真は撮れませんが、歩いていて気持ちの良い街です。

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