茶寮やすの ～秋の宴～

この日、各方面で頑張っている女性たちの宴に声をかけてもらって訪れたのは茶寮やすのさん。
本当はLRTを使って行こうかと思っていましたが、どうやら最寄駅からはちょっと距離があるようであっさり断念。

こちらは、床の間の室礼が毎回素敵なんですよ。

おもてなしの心が感じられますね。

全員が揃ったところで宴の始まりです。

先付は柚子の香の立つ米糀味噌、白玉入り。

あまりの出汁の美味しさに、いきなり心と胃袋を掴まれます。

皆さん酒豪だからでしょうかお猪口ではなくワイングラスに日本酒です。

まずは惣誉のひやおろし。飲みやすくて危険だわ。

秋らしいお洒落な演出で出てきた八寸。

籠を外すと、おひたし、海老のすり身入り茸、サワラ、銀杏、いがぐり。

秋がテーマの海の幸と山の幸が目でも舌でも楽しめます。

卵豆腐の菊花椀。この秋初めての松茸です。
中に小さな黒っぽい粒が入っていて、見た目によらず味がしっかりしていたので何かと思ったら大徳寺納豆。

とっても個性的な納豆なんですよ。

お刺身はハタ、カサゴ、イカ。

丁寧に下処理されたお刺身は本当に美味しいですね。

純米吟醸の黒龍。

口に含んだ瞬間はほのかに甘くて後味スッキリの辛口のお酒。

左から、レンコンと生落花生のかき揚げ、マコモダケ、秋田のカモ。

絶妙な塩加減で日本酒が進みます。

蓋を開けた瞬間に生姜の香がフワッと広がった芋饅頭と穴子。

穴子をこんな風に食べたことがなかったので新鮮です。

キノコご飯が炊きあがりましたと女将さんが見せてくれました。

キノコご飯、アサリのお味噌汁、香の物、そしてカツオだったかしら？
こうして見直すと、かなりの量を食べていますね。
お酒と一緒だと食べられる不思議。胃がやる気を出すのかも。

〆は葛切りを黒蜜で。

美味しい食事とお酒、そして楽しい会話。
皆さんそれぞれの場所で頑張っているので、話を聞いているだけでも刺激を受けるんですよね。

私もまだまだ頑張らないと。

ごちそうさまでした。

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