野村萬斎初演出 オペレッタ「こうもり」 @東京芸術劇場
2023年 11月 26日
今月25日(日)池袋の東京芸術劇場へ。
久しぶりの池袋です。
以前東武東上線沿線に住んでいた頃は車や電車で頻繁に訪れていましたが、すっかり足が遠のきました。
この日はJ.シュトラウス二世の代表作のひとつ喜歌劇「こうもり」を観劇に。
狂言師の野村萬斎さん初演出のオペレッタなのに、滋賀と東京、そして山形でそれぞれ1公演のみの上演。
これはちょっともったいないのでは。
おかげで東京公演は完売だったようです。
この公演の面白いところはいくつもありましたが、まずセリフは日本語で歌はドイツ語であること。
舞台を鹿鳴館時代の日本に置き換えているところ。
そして、狂言回し的な役を落語家の桂米團治さんが担っているところ。
私は彼について全く知りませんでしたが、芸達者で身体能力が高いんですよ。
落語に限らず活動の幅も広いようで、これからちょっと注目しようと思っています。
舞台装置はシンプル。
基本は照明といくつかの畳、パーティのシーンでは金屏風。
パーティシーンのメインキャストは衣装を着ていますが、その他大勢の衣装の大胆な省略方法にそんなやり方があったかと目からうろこが落ちる思い。
その簡略化した衣装が2幕最後にはコウモリの羽になるのだからお見事としか言いようのない演出。
話の内容は難しくない上に演出の斬新さであっという間に終演。
最後にステージに立った野村さんの立ち姿は、遠目からでも線の美しさが目を引きました。
今回の私の席は3階席で音響の関係か若干セリフが聞き取りにくかったのですが、英語字幕が表示されていたのでそれで何とか補完できたので助かりました。
今回は宇都宮第九合唱団の人に声をかけてもらっての観劇でした。
来年6月1日に宇都宮市文化会館でこの演目の上演を予定しているそうですよ。
その前に、今週末12月2日には宇都宮市文化会館大ホールで第九のコンサート。
盛況でありますように。
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by vivian-style
| 2023-11-26 22:16
| 映画・舞台・コンサート
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