朗読音楽会「赤いろうそくと人魚」 ＠大谷コネクト（旧大谷公会堂）

国登録有形文化財の旧大谷公会堂を現在の場所に移築して一般に使用できるようにした大谷コネクト。
本日（28日）初めて訪れました。機能美に溢れた建物です。

今回訪れたのは朗読音楽会のため。

子供達のための13時公演と大人のための15時半公演の２回開催です。

子供の部は中学生以下無料。これってもしかしたらとてもお得では？

小川未明の「赤いろうそくと人魚」の話を真剣に聞く子供たち。

朗読は阿部早苗さん。

この話を初めて知った時は、この結末って…と思った記憶が。

様々な視点から考えさせられる話です。

大人の部には朗読に興味のある人が沢山足を運んでくれました。

こちらはまず国木田独歩の「星」の朗読から。

先ほどの「赤いろうそくと人魚」の読み方とはがらりと表現を変えて、骨太な説得力のある朗読をする阿部さん。

感心しながら聴き入ってしまいました。

もちろん大人の部でも「赤いろうそくと人魚」の朗読があり

更に小川未明の「月琴」の朗読も。

随所に入る月琴を奏でるのは永田斉子さん。

長崎では周知されている月琴という楽器を今回初めて知りました。

400年前に中国から伝来した楽器だそうで、途中月琴についての解説も入ります。

終演後、月琴を試してみる参加者。

べっ甲のピックで弦を弾くのだそう。

弦は４本張られているけれど、実際の音は２弦分で音が中で共鳴するように針金が浮いて入っているとの事。
ちょっと不思議な楽器です。

外へ出たら夕方でした。

この建物は夕焼けに良く合いますね。素敵だわ。

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