
6月1日~8月19日、展覧会(入場料800円)が開催されている。
ここを訪れた過去2回は雛人形の展示がメインだったので、今回は建物自体を知る良い機会。

螺鈿の豪華なエレベーターに乗って百段階段の入口へ。
このエレベーター、内部はこの扉が地味に見えるほど更に豪華。

(写真は公式サイトから)
百段階段とは通称で、かつての目黒雅叙園3号館のこと。これは雅叙園で現存する唯一の木造建築なのだとか。
往時は宴会場として使われた7部屋は99段の長い階段で繋いである。こういった作りになったのは急な斜面に建っているからであり、100にしなかったのは謙虚さの表れだとか。
漆塗りのケヤキの階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、主に装飾を担当した画家の名前が付けられている。

(写真は公式サイトから)
私が最も気に入っているのはこの美人画の大家、鏑木清方の造った「清方(きよかた)の間」。
欄間に描かれた四季風俗美人画のうち「冬」の美しさに、いつもうっとりしてしまう。
奥に見える組子障子は、見る角度によって模様が変わって面白い。

今回唯一写真撮影の出来た「漁樵(ぎょしょう)の間」。
とにかく豪華絢爛。室内は全て純金箔・純金泥・純金砂子仕上げで、床柱は左右共に巨大な檜に精巧な彫刻を施してある。

格天井にも欄間にも極彩色のレリーフが施してあり、見る者を圧倒する。
この他にも「千と千尋の神隠し」のモデルとなった部屋などもあり、ゆっくり見ていたらいつの間にか2時間半も経っていた。さ、食事に行かないと。
目黒雅叙園の公式サイトは
こちら
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